田舎の蔵から、片付けの気づきを得る！

2023-12-13未分類奈良のライフオーガナイザー®︎, 田舎の一軒家のお片付け, 蔵のお片付け

実家のお片付けには、せめて月１でも入りたいなぁ、と考えながら、
実際のところは、２ヶ月に１回、あるか、ないか。
（それも所用ついでの短時間。。。）
　
　
春にリフォームなんかも伴ったため、
生活空間は割と終えられていて、
現在は、非生活空間の、蔵の２階での格闘が続いています。
　
　
とっておく場所が多くあったが故に、行き着いた結果とは。
今週もお楽しみいただければ嬉しいです。笑

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毎日の空間が整い、心が整い、安心して楽しめる
暮らしを育てるお片付け

奈良のお片付けサポーター若林暁美です。
ライフオーガナイザー®︎
クローゼットオーガナイザー®︎
防災備蓄収納１級プランナー

今回は、切ない切ないお片付け物語でした。苦笑
　

田舎の蔵から、片付けの気づきを得る

冒頭の通り、実家のお片付けは、生活空間を脱して、
年代物が眠る、蔵の２階へ。
　
　
２階とは言っても、
階段を上がればすんなりお部屋が見えてくる〜という居住空間の２階ではなく、
田舎のおうち。
昔ながらの米の貯蔵庫を保管する蔵の２階。

　
一見、１階造りのような天井を、一箇所、横にスライドすると、
２階への入り口が開く、という、
田舎にはあるあるの、けど、現代目線から見ると、忍者屋敷（笑）のような造りです。
（蔵だけですよw）
　
　
そこには何が眠っているのかというと、、、
昔は、年に何十件とお互いに行き来をした、親族やご近所とのお付き合いの引き出物など、贈答品の数々。
　
　
ほんの少し前、自分が結婚する際には、
今は亡きおばあちゃんが、
蔵の２階に、ええのんいっぱい取ってあるから、
好きなん持っていきやー、
　
なんて声をかけてもらっていて、
数々の新品食器を前に、選び放題。
　
　
やかんに、鍋に、名のある食器、なーんてものが、
新生活を始めるにも、全く困らないほど揃っていて、いいものがいっぱい出てきた印象。
　
　
　
そんな空間をいよいよ着手するなんて、
ちょっとワクワク、、、。
　
　
と思っていましたが。。。
　

今となっては、箱の傷みも甚だしい。。。　
　
　
ちょっと前に結婚したつもりが、
今や、かれこれ１９年経過。
　　
　
約20年前でも、
新しめなものはいいなーと思うものはあったけど、
その時点で、古っ！と思ったものもあり。
　
当時でさえ、これ、いつのやつなん！？って思っていたことを思い返せば、
現時点から考えると、
30年以上前のものは当たり前。。。
　
　
　
何かと、買い替え時期がやってくると、
この空間から対象商品を抜き取ってきたので、
残っているものといえば、
あっても使わないもの、、、が残り続けているわけです。
　
　

　

これ以上置いておいても、
蔵の２階へのアクセスを考えると、私の体力も元気なうちに終わらせないと、
弱ってからこの空間にてお片付けできない、、、という思いと、
判断するために一緒に２階へ上がった母が万が一怪我してはいけない、との思いから、
　
この機会に一掃しよう。
そうはいっても新品ものだし、
売るものは売って、処分してしまおう、、、となったわけです。
　
　

　
それが。
まさか、実家帰りにリサイクルショップに放り込んだ商品の数々、
数点を除き、
我が家の倉庫に持って帰る羽目になるとは。。。
　
　
　
私が持ち込み、
時間を置いて、
娘と引き取りに行きましたが、、、
　
　
お金に代わるどころか、
そのまま台車に乗せられ、私たちのお迎えを待っていた食器たち。。。
　
　
新品といえども、
安く売れた、、、という次元の話でもなく、、、
　
　
引き取ってももらえなかった。。。
（中身は問題ないが、納屋や蔵にしまわれた商品の箱は湿気を吸って決して保存環境が良くないため、衛生上の理由からだそう。箱の状態から、納屋や蔵に保存してました？って見透かされてました。苦笑）

実家から持ち帰った商品でも、今でも大のお気に入りで使っている食器もたくさんあります
　
　
娘の「◯◯ちゃん、台車押したいー♫車に持っていったらいいの〜？」
の無邪気な声が、
私には、ものすごく申し訳なく、ものすごく切なく。
　
　
頭では「ドナドナ」（わかります？笑）が流れ、、、
いや、ドナドナは（仔牛が）売られてゆくんよなぁ？
これ、売れへんかったんやんなぁ、、、ドナドナ以下やん、、、とツッコミつつ。笑
　
　
　
ちょうど、小３娘から、国語の宿題で毎日のように、戦争のお話の音読を聞いていた時期だったもので、
リサイクル店から、台車で荷物を引き上げるのを、
敗戦後リアカーで生活品を引き上げているような感覚になり（経験ないけど）、
その終始を、母にそのまま伝えました。（伝える必要あるのか知らんけどwww）
　

以前、実家から引き上げたこちらも、絶賛愛用中！
　
　
　
今までモノに執着し気味な母も、
孫にも迷惑をかけたことに対して、感じるものがあったようで、
「悪いけど、不燃物で処分して。こっちにあるものは、もう捨てていこう」
そんな気分になったようです。
（今回の持ち帰り品は、まだ蔵全体の1/20程度。またはそれ以下。蔵の片付けはまだまだ続きます）
　
　
もったいないから、取っておく、、、ってしょうもないことしててんなぁ。
もったいないから、自分たちで使わなあかんかったなぁ。
いらんかったら、その時にほしい人にあげるとか、決めやなあかんかったなぁ。
　
これまでの置いておいた空間も、いつかやらなという思いも、
今迷惑かけてる時間も、自分が元気な時に出来やんといっぱい残してしもて、何もかももったいないなぁ。

私が、今まで伝えてきたことではあるけれど、
母にとっては、机上論的に捉えていたのか、それでも勿体無いものはもったいない、と、そこまで腑に落ちきっていなかったのかもしれないけど、

孫も絡んで、面白みのない結果になったことがこたえたようで、
蔵の２階、早いこと一掃しよう、、、の想いが強くなったようでした。
　
　
　
そんな、我が家に預かって帰った品々は、、、というと、
母やおばあちゃんが、私たちのためにとっておいてくれたのかなぁと思うと、
なんとなく、母に言われたように不燃物のゴミに出そう、、、という気にならずにしばらく置いていましたが、
無料回収業者さんとたまたま出会い、
捨てなくてもいいなら、と持ち帰ってもらいました。

　
　　
１点だけを残して。
　

　
リサイクルショップに持ち込む際、
BBQ用に使えそうなホーローの大きなお皿を見つけており、リサイクルに出すか出さないか迷ったお皿。
（残しておく、としても、場所も取りますしね）
　
　
　
結局売れなかった商品は、この子以外、私の目にも魅力はなかったので、
回収業者に引き渡すにも後ろ髪引かれませんでしたが、
　
このお皿だけ、気になったもので、他の子の分まで、このお皿を大事に使うことに決めました。

かなり可愛いんですけど♫
BBQの食材を並べても、お外で映えそうな予感♪
（使わない時も、収納できる場所も確保しました）　
　
　
我が家の実家は、
田舎で、場所もあり、年数もあり、一般的なお宅のお片付けの次元とは違って、「沼」かもしれませんが、苦笑、
この教訓は、大なり小なり、どのお宅にも言えることなんじゃないかと思います。
　
　
　
いつかのまだ見ぬお客様用に取っておくくらいなら、
ぜひ、ご自身に、ご主人様に、ご家族に、おもてなしの気持ちで、ご家族提供してほしい、って思いますし、
　

もったいないから取っておく、じゃなく、
「使いたいか」「使いたくないか」などの基準を設けてジャッジしてほしいし、
　
　
それでも、判断時期が今ではない、と感じるなら、
「期限を決める」「時折見直す」「ここに置ける分だけ」など、理由のあるカテゴリーとして保管する、

　
などなど、
モノと向き合う姿勢が必要だなって思います。
　

　
　
おうちの中に、
どれだけのものがあるかわからない方、しばらく見直してない方、
収納場所にモノがいっぱいで、生活空間にモノが占領してしまっている方。
　
その状態で、生活が回っているならば、
もしかしたら、おうちにはなくてもいいものが場所をとっているかもしれません。
　
　
　
おうちにあってほしいのは、
モノからの圧迫ではなく、人が心地よく住まいできる環境。
　
　
「お片付けは、全部を出して、モノに総当たりすることが基本」です。
これを通らずして、
風通しのいい住まいは作り上げられません。
　

　
　
　
その空間の全出しに抵抗のある方。
全出しのお手伝いにまーったく抵抗のない者もいるんですよ。笑
　
　
田舎の一軒家を、1人で丸裸にして片付けている私からすると、
一般的なお宅の物量で驚いたことは未だかつてありません。笑
　
　
来年の挑戦者、喜んで求みます♪