【防災月間】家族みんなが慌てない備蓄づくり

2023-09-06オーガナイズ, ラベリングパントリー収納, ローリングストック, ワークショップのお知らせ, 奈良のライフオーガナイザー®︎, 防災備蓄収納

この夏、しっかり動き、しっかり止まり、、、を何度か繰り返しました。苦笑
　
　
そこで役立ったのは、
日常に、防災に、と準備していた、ローリングストック。
　

が。
しばらく買い出さなくとも、２週間は過ごせる、と自負している備蓄の仕組みも、
家族への浸透は、自分の想いと温度差があることがわかりました。
　
　
収納は、家族に合う形が必要だな、と改めて痛感。
　
　
そんな、備蓄コーナーを見直し、家族にとっても心強い味方になれる、家族みんなが慌てない備蓄作りをご紹介します。

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毎日の空間が整い、心が整い、安心して楽しめる
暮らしを育てるお片付け

奈良のお片付けサポーター若林暁美です。
ライフオーガナイザー®︎
クローゼットオーガナイザー®︎
防災備蓄収納１級プランナー

ママがいる時だけ機能する仕組みじゃダメでした。。。

家族みんなが慌てない備蓄づくり

めいっぱい弾けては、熱を出して、、、をやらかした今年の夏。笑
　
自身の体調が悪くなると、
可能な限り、手のかからないもので、家族に迷惑をかけないもの、、、として
冷蔵庫内の残り物だの、
生活と防災対策をミックスした、ローリングストックコーナーを見渡します。
　（普段、主人の帰りが遅く、母子での生活スタイルが基盤なので）　
　

日常づかいせずとも、イレギュラー時に役立つレトルトカレーは我が家の救世主！
　
子供たちの好きなものを選んで備蓄するようにしているため、
おにぎり型の冷凍ご飯をチンして、
温めた（商品によっては、そのままでもOK）レトルトカレーをかけると、
子供たちからも不服のない食事の完成です。
（普段食べない分、ご褒美感覚の模様。笑）
　

冷凍うどんをチンして、カレーうどんの素をかける、、、もいける。笑
カレーは何日続いても嬉しい！という家族に合わせて、
防災備蓄の中でも、レトルトカレー類は多めに揃えています。
　
　

が、この夏のとある日。
私の体調不良に合わせて、主人が早帰りしてくれ、
後の食事準備を任せて休ませてもらうことに。
　
　
すると。。。
冷蔵庫を見渡し、「食材はあるけど、今から作ってられないし、、、何か買いに行ってくる」と隣のリビングから主人の声。
　
　
いやいやいやいや、、、と寝た体を起こしましたがな。笑
　
　
冷蔵庫を見渡し、
すぐに食べられるものだったら、あんなものができるよ、
備蓄コーナーには、レトルト充実しているよ、、、
と説明すると、
そうやったな、と。
　
　

わかってはいるものの、
イレギュラー時に何とかせな！と思うときに、
見えなかったら頭が回らへんわ、、、とのことでした。

（主人は主人で、しんどい時にはレトルトじゃなく栄養取らなあかん、という想いをもってくれた故でもあったようですが、
　子どもたちへ早くご飯を提供する対策として、頭が回らなかったのも事実のようで。とフォローしときます　笑）
　
　
　
確かに、見えない、、、
　
　
実は、現在、ローリングストック置き場に使っているパントリー、
元々は、文具類や書類など、リビングにて散らかりやすいものをしまっていた収納コーナー。
　
　

ここのおかげでリビングが散らからない、と豪語していた場所だったのですが、
リビング改造計画により、
活用しきれていなかった、もう一つのリビングクローゼットをテレビ台として利用する際に、文具類を引っ越し。

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現パントリーは、一度、文具用に作り込んであった収納だったもので、
収納用品がないわけではなく、
とりあえず、と有り合わせの収納用品を使って、パントリーの収納を行なっていたわけでした。
　
　
すると、収納用品ありきの位置や方法での収納に。
それはそれで、気になっていたものの、
定位置は作られているし、
まぁ、私が中心に使う場所だし、まぁいいか、とスルーしてしまっていた場所。
　
　
　
よく使うものが、収納用品の形状上、手が届きにくい場所だったり、
ゴールデンゾーンに、そうじゃなくてもいいものが鎮座していたり。
（プロ失格！？笑）
　
　
この夏のやりとりで、
取り組みの優先順位が上がった備蓄収納。

　
●どんなパントリーだったら使いやすいか
●家族は主に、何が見えたら便利か
●出しやすく、買い物時もしまいやすい配置にしたい
●機能性はもちろん、一定ラインのスッキリさが欲しい（家族で私だけ）
　
　
そんなことを検討し、子供たちとローリングストックの在庫確認をしながら、
パントリーのオーガナイズに取り組みました。
　
　
紙袋で仮置きしたり、
空き箱で仮置きしたり、
他の場所で使っている収納用品を、拝借して使い心地を試したり。
　
　
すると、次のことがわかりました。
　
●スッキリを求めすぎて見えなくすると、在庫がわかりにくい
●在庫が分かりやすく見えすぎると、ごちゃごちゃの主張がイヤ
●定量管理しているものは、チラッと見えるだけで充分（チラッとは見えて欲しい）
●出入りが多く、買い忘れをなくしたいものは、ひと目で分かりやすく管理したい
●ラベリングだけでは、パッと見て情報が入ってこない
●よく買うものと、あまり買わないけど非常時に一番に目に入って欲しいものをゴールデンゾーンに置きたい
　
　
　
仮置きして組み替えたりしながら、お試し期間を経て完成したのが、こちらの備蓄収納です。
　

　
頭がひょっこり見えていたらオッケーなものは、
大半を隠してスッキリを目指し、

在庫管理が必要なものは、余っていた半透明ケースを使ったり、他から流用してきたり、
可能な限り、今ある収納用品を使いつつ、
ないものは幅や奥行きはもちろん、高さによる中身の見え具合を検討しつつ満を持して迎える（無印良品　ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド　ホワイトグレー1/2を導入）など、
家族みんなが慌てない備蓄収納を作ることができました。
　
　
家族の効き脳ではスルーしてしまうラベリングも、
私の効き脳では、文字判断することが多いため、しっかりとラベリング。
　
　

今時のラベリング機材は、本当にオシャレで憧れるけど、
うちは、まだまだ事務的なカシオのネームランドが10年選手？で健在のため、
この子に頑張ってもらっています。
　

　
　
ただ、私自身の効き脳は混合脳のため、ラベリングという機能性だけでは、ごちゃつき感の主張の圧がしんどいので、
（面倒なタイプです　苦笑）
今までの、透明シールに文字、のテープから、テープ自体にカラーのあるものを採用しました。
　

クラフトテープタイプが発売されていることを知り、今回採用　
文字サイズ固定から、テープサイズ固定に変え、全体のビジュアルを整えました
　

家族に関係するオーガナイズは、計画は私が誘導して行いますが、
実施はみんなで。

子どもたちも、学校で習った、消費期限と賞味期限を意識しながら、

●期限の早い方を前にして並べたらいいんじゃない？
●期限をチェックするの、一番前だけで済むやん！
●買い物してココにしまうのボクら（子どもが担当）やから、ちゃんと期限見て置こうな
●買い物が最近でも、期限が早いこともあるで

と、意見を出し合ってくれていました。
　
　
それらを行うにも、収納には、モノとヒトとの合致が必要だな、と今回もまた、改めて実感しました。
　
　
ちなみに、なにかとモノの定位置を作っている我が家も、
全エリア、徹底して収納を作り込んでいるわけではありません。

　
家族共用の散らかりやすいエリアは徹底して収納用品を迎えて作り込みますが、
ストレスのない場所は、
空き箱などを利用して様子を見ている、ゆるいエリアもあります。
　
　
そんなエリアの格上げ収納として、
押し出された収納用品を循環させることもしばしば。
　
　
今回も。
書類管理には抜群でも、備蓄管理には、我が家には合わなかったファイルボックス。
　
キッチンエリアに転用し、
転用先でのスッキリ収納に活用しました。

　
　
ストレスがあった場所ではなかったけど、
こっちもスッキリして、二度嬉しい♪
　
　
今年の夏に見直したローリングストック用パントリー。
おかげさまで、自身にも、家族にも好評です♪
　
　
　
防災備蓄食品に関しては、長期備蓄食品を試しましたが、
家族の口にあわなかったこともあり、
日常と非常時を兼ねられるローリングストック方式を採用した我が家。