収納容量があれば片付く・・・のか?
スローテンポではありますが、
実家の片付け、やってます。
とにかく、なんでも取っておける空間のある、The・田舎の造りの実家は、
文字通り、なんでも取ってあります。
一方、友人との会話で、チラホラ飛び交うのが、
もっと収納があれば片付くのに、、、。
収納容量と満足度は、比例するのか。
実家でのモノの持ち方を経験した私が感じた点についてご紹介します。
当ブログにご訪問くださりありがとうございます。
毎日の空間が整い、心が整い、安心して楽しめる
暮らしを育てるお片付け
奈良のお片付けサポーター若林暁美です。
ライフオーガナイザー®︎
クローゼットオーガナイザー®︎
防災備蓄収納1級プランナー
答えを先に言ってしまうと。
結局は、住人とモノとの向きあい方次第。
暮らしを快適にしようとすると。
必ず向き合わねばならない時期は、早かれ遅かれ、やってきます。
Table of Contents
収納容量と暮らしの満足度は比例するのか?
事例① 収納する場所がたくさんある実家の場合
母の体調も良くなってきたので、
実家の片付けを再開しています。
田舎を象徴するような、いくつかの棟(離れ)に分かれている昔ながらの造りの実家。
片付けを進めれば進めるほど、
片づけられない、といいますか、判断がつかない難関にも出くわします。
(誰々の描いた掛け軸だとか、江戸時代のなんだとか)
また、母のみならず、亡くなった祖母の婚礼ダンス、もしや、その先代の婚礼ダンスも!?が、今は使わなくなった棟に置いてあったりします。
頂き物などで、今はいらないけど、いつか使うかもしれないモノ、や、捨てるには勿体無いもの、が、
そんなタンスに納まっていたりします。
今は使わない空間ゆえ、日常生活に困らないので、
生活空間が片付いていると、「片付いている!」と錯覚してしまったりします。
現役のものは随分コンパクトになりつつありますが、
申し送りされてきた過去の物品が、判断を悩ませます。
収納空間がたっぷりあるから、たくさんのものを取っておける、と昔は利点のように感じていた母も、
高齢になり、この時代になり、、、
これだけの物をどうしよう、、、と、やっと当事者感覚になってきたのが、コロナ禍に入った頃。
つい最近です。
置くところがたくさんあることで、判断する機会がなかった。
もっとコンパクトな住まいでいいのに。
あっちもこっちも片付けるところがたくさんありすぎる、、、と今となっては悩みの種。
(私がお客様宅で、モノの物量に驚かないのはこんなところにあるのかも)
だから、帰省のたびに、少しずつ片付けてます。
(一緒にやれば、こんな感じなら一人でも進めるわ、と思うらしいですが、いざ一人で取り組むと、手が止まるようで。)
たくさんのものを取っておける空間は、
モノとの向き合い方を先送りしているだけで、
気づいた時には、体力的に簡単に片付けが進まない年齢になっていて、
それは、娘の私がなんとかせねばならない事態になったりしています。
私が片付けの世界に身を置いていなかったら、
この家は一体どうなっていたんだろう、、、とさえ思います。
(私が片付けに携わっていなかったら、今となれば信頼のできるプロに頼めばいいじゃん、と思えるけれど、母だけじゃ、プロに頼むことには行き着いていなかったと想像できる。。。)
母を見ていると、
今となっては、母の背中に、家中の荷物が乗っかっているように感じるので、
もっともっと身軽に暮らせるラクさを伝えたいな、と、実家の片付けに勤しんでいます。
ちなみに、義実家も、似たり寄ったりな感じなので、
奈良の実家の片付け、若手を悩ませる課題多し、、、だと感じている今日この頃です。。。
結論:モノを持つ自分軸がない状態で、収納空間だけがあると、モノの所有判断を甘くし、片付けを先送りしているだけでいつか皺寄せがやってきています
事例② 収納空間が限られている場合
時折、ママ友や友人たちとの話から、
お片付け話に花が咲くことがあります。
その際の話題が、
「もっと収納があれば片付くのに」
「(収納がないんだから)うちが片付かないのは仕方ない」
なーんて感想になる方もとても多くいらっしゃいます。
それ、めーっちゃわかる!!!笑
同じ気持ちを持ってましたから。
先日、結婚18周年を迎えました。
結婚と同時に住み始めた家なので、おうち年齢も、満18歳。
結婚記念日は、「家族の誕生日」として、毎年お祝いやってますが、
「おうちの誕生日」でもあるんだなぁ。。。と今更気づく。。。
ライフオーガナイズを学ぶまで、
お片付けの正しいやり方もわからず、
我流だったり、良きとされている情報を参考にしたり、と、試行錯誤していました。
モノの持ち方といえば、先述のような実家で育ったもので、何かと取っておく価値観は健在の頃でした。
ゼロからスタートした家も、年数と共に次第にものが増えていくのは言うまでもありません。
そんな時ほど、
どうして片付けがうまくいかないのか、と自分達の生活スタイルに向き合うなんてことはせず、
雑誌に、ネットに、情報を外に外に探しにいったものでした。
今となっては簡単にリセットできるのに、その頃は気合入れて必死にキレイにしようとしてました
その頃は、家の長所を生かしきれていなかった。
そんな想いを抱いていたのも、今と同じおうち。
その後、
ライフオーガナイズに出会い、家中を片づけ、日々快適だなぁ、と感じているのも、同じおうち。
不満を感じていたおうちも、快適を感じているおうちも、
同じ物件なんですよね。
なんなら、娘が1歳の時にライフオーガナイザー®︎になったため、
家族構成が増えてからの方が、おうち快適化が進んでいます。
ということは、住人の人数も、マイナス要因にはならない、ということ。
(我が家の場合)
当然、一人より夫婦、夫婦より家族。
モノを持つ基準にも、次第に優先順位が変わり、気持ちの変化が伴います。
モノの持ち方、家族の価値観、そして収納容量など、
見直しを継続しながら、
譲れるところ、譲れないところを、総合判断したモノの持ち方をすることが、最大のポイントかな、と思います。
そこそこ収納があって、便利そうに思われるかもしれませんが、
持ちすぎてうまくいかない時期も経たり、もどかしい時期もあったりしながら、
家のモノとしっかり向き合った結果が、今に至っているのでした。
もしも、収納に困っている場合は、
外に情報を探しにいかず、
家族とのコミュニケーションを図る方が、
遠回りのようで、ずっとずっと近道に解決できますよ。
方向性が決まれば、方法はいくらでも。
来客布団や、季節外の布団の置き場がない場合は、簡易ソファにするもよし。
しれ〜っと、ソファであるかのように出しっぱなしにしておくことで、
収納空間も必要なければ、出しっぱなし感もなし!
ヨギボーを迎えたいと思っている位置に、来客用マットレスにて試してみました 笑
思いがけず、子供たちはこれいいやん!と言うので、しばらくこれでいきます!
中身はマットレス
背もたれは、かけ布団
また、家のくつろぎチェアを、お気に入りのキャンプチェアにて代用していた時期があります。
そーいえば、夏は、キャンプ机をリビングにて試し使いしてましたね
ソファテーブルがなかったら、これもありかも
キャンプ用品、うちは、お店のガレージを活用できる好条件が確かにあるのですが、
もし全てを家に持ち込む環境なら、
棚から、テーブルから、椅子から、ボックスまで。
キャンプ時に持ち出す時は、夜逃げかーってほど、家中の家具をキャンプ両用に替えてそうな気がします。
(アイアンやブリキと、木製のコラボは、今でも憧れだったりします)
また、クーラーボックスは、車に常設で、いつでもコストコ行けるよ!!みたいな。笑
快適な暮らしをあきらめなければ、
解決策は十人十色にありますよ。
結論:収納はないよりはある方が片付く傾向にあるのは確かだけれど、収納空間が狭いほど、モノ選びの軸をなお一層向き合う機会が早くやってきて、選び取る術が磨がれていきます。
まとめ
実家がいい例で、収納容量の大きさで、住人満足度が上がるわけではないことを実感中です。
両者に必要なのは、逃げずに、先延ばしせずに、しっかりと人を軸にモノを選び取ってくこと。
また、それ以上に大事なのは、理想の暮らしをあきらめないこと。
それに尽きるかな、と思います。
いずれの場合も、向き合って取り組むことで、悩みは軽減されていきます。
小手先の収納技術よりも、住人一体の思考の整理が大事かも。
それでも出来ない、、、方には、そんな時のために、片付けのプロが存在します。
思考の整理をお手伝いしたり、
お片付けそのものをお手伝いしたり、
お片付け後のキープが苦手な方には、アフターフォローをお手伝いすることもできます。
もっと楽に、気軽に、ご相談くださいね。
暮らしを楽しむ方が一人でも多く増えますように。。。
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