お片付けがコミュニケーションの始まり！？心地よい空間への第一歩

お片付けのコツは何ですか？
　
と聞かれたら、
以前なら、

●取り出しやすく戻しやすい場所に住所を作ること
●家族に合った戻しやすいアクションを意識すること
　
と答えていました。
　
が。

ここのところ、心から思うこと。
　
●お片付けは、「コミュニケーション」だな！！
　
と感じるようになりました。
　

　
　
作業サポートをさせていただく中で、

「本当はこうしたいけれど、家族が、、、、、」
「このスペースを触ると、家族が機嫌悪くなるので、ノータッチで、、、」
「片付けに来てもらったことを、家族には内緒にしてほしい」
　
などなど、ご家族（特にご主人様）への配慮だったり、遠慮だったり、のお声を珍しくなくお聞きします。
　
　　
苦手なことは手放せばいい、と時代の動きに適応する奥様に比べて、
片付けぐらいできて当たり前、片付けを外注するなんてもったいない、、、とお考えのご主人様も実際多いです。
　
　
　
逆の立場になると、
家事ぐらい直面したら誰でもできる！と豪語する方が、
単身赴任を機に、家事ができるようになるのかというと、
外食に頼るケースも、これまたよくお聞きします。
　
忙しいし、できないことに毎日格闘するくらいなら、できるサービスに頼るほうが早いからです。
　
　
とはいえ、お片付けになると、
お片付けの主婦神話とでもいいますか、
できて当たり前、できてなかったら嫁を卑下、なんて昭和なケースも多いのが、
残念だなぁ、その時間を早く手放して、早く快適な過ごし方を手に入れた方が、奥様の家族サービス還元率が高いのになぁ、とも感じたりします。笑
　
　
つまり、家にいて家事をこなすメインの方がご機嫌でいることが、
全てのパフォーマンスにつながると思うのです。

事実を丸っと認め、
目的を明確にすると、
お片付けうんぬんは、単なる手段に過ぎず、
早く突破して、早くゴールに辿り着いてほしいな、と思います。
　
　
経過の、気持ちの負担の大きさの方が、ずっとずっともったいないから。
　
一番大事なのは、「住む人の心」ですから。　
　
　

　
　
とあるお伺いしているお宅は、

●ご主人様と、お子様方が、片付けられず（特性がお有り）、妻（母）に負担をかけている
●頑張ってくれている妻に、妻だけが頑張り続けなくても、自分達で片付く仕組みを作り上げたい
●頑張れることと、頑張り続けられない苦手なことが明確

とのご主人様と、
　
●「苦手なんてあって当たり前、そのために家族はチームであり仲間なんだから！」が口癖
●片付いた部屋で、こたつに入ってぬくぬく過ごせる日が来たら最高！
　
の奥様。
　
　
ご主人様の、妻への負担を軽くしたい一心で申し込まれ、いつも一緒に作業されるご様子と、
言葉の端々に、家族への愛しか感じられず！
　
なんて居心地のいいサポート現場なんだろう、、、と毎度ため息が出ます。
　

　
　
迷うモノなら、ご主人様にお伺いすれば、自分はこう思うが、妻にも聞いてほしい、と。
奥様にお聞きすれば、私はこう思うけど、主人と相談しますね、と。
　
2人で、あーでもない、こーでもない、と。
時折、こちらのアドバイスを元に、2人じゃ考え付かないね、目から鱗だね、みんなでやるとすごいね！と。
　
　
これ、お子様方が小さい、新婚間もない夫婦のお宅のお話ではなく、
成人間近のお子様方がいらっしゃるご家庭のご様子。
　
　
ずっとこんな感じで、ご夫婦で帆走されておられる模様なのです。
　

　
　
こんな汚部屋、恥ずかしい限りですが、と前置きされるものの、
お互いを思いやって頑張ってこられた空間は、苦手さこそ見え隠れするものの、
汚部屋なんてとんでもない、
その上、このご家族のコミュニケーションの空気感に、本当にビフォー空間も、キラキラして見えました。
コミュニケーションの風通しの良さが、ものすごい居心地の良い空間となっていました。
　
　
もちろん、気になっておられた片付けが解決したアフター空間は、
ご夫婦のご様子そのものが、キラキラしておられたことも印象的でした。
理想のコタツ生活に近づいていることを喜んでおられます。
　

この瞬間に立ち会えることが、本当に誇りであり、喜びであり、
ライフオーガナイザー®︎冥利につく瞬間です。
　

　
　
サポート時間も、その後も、心が清められる感覚になり、
改めて、
お片付けは、単なる物の整理だけでなく、相手とのコミュニケーションの一環だなぁ、と思うわけです。
　
　
円満なお片付けに向かうには、コミュニケーション、相手への思いやり。
ぜひ、意識してみてほしいな、と思います。
　
というか、私もこの言葉を、自分に煎じて飲ませます！！！
あんな夫婦でありたい！！！

　
こちらの例のお宅のように、　
お片付けの必要性を、ご主人様が感じておられる場合は、
ゴールへの足取りが早いと感じています。
　
ご主人様からのご依頼も、大歓迎です！！
　

　
いつも家族のために仕事を頑張ってくれているのに、忙しさからついつい愚痴を言っちゃう奥様。　
家事や育児をこなしながら忙しい毎日を過ごしてくれているのに、ついついそれが当たり前の日常に感じているご主人様。
　
　
お互いを思いやり、お互いを労うコミュニケーションは、理想の空間への近道です。
お片付けが、善循環のコミュニケーションツールになって、家族仲がますますアップすることを願います！！

思いやりとオープンな心があれば、より良い関係と心地よい空間が手に入ります。
　
以上、今回は、違う目線からの片付けのコツをお伝えしました！
参考になりましたら嬉しいです。