快適なおうちづくりの答えは、内にある
先週、時間整理を対象としたオリジナルセミナー「快適なおうち時間づくりをサポート」を開催いたしました。
ご多忙なワーキングマザーのお二人にご参加いただきました。
当初、お子様連れでのご参加予定につき、会場を講師自宅にさせていただきました。(結果的に、ご家族のご協力により、単独でのご参加に至りました)
その際、ご希望もあり、自宅収納見学として、一部の収納を公開しました。
(今後の、自宅セミナー、自宅収納見学の予定はありません)
その時にお客様より出たご質問。
「目から鱗。どうやったらそんな発想が出てくるの?」
「片付けのプロに依頼したら、現場を見てインスピレーションが湧くの?」
答えは、No!です。
我が家を公開して、例えば、この仕組みをそのままマネしよう、としても、うまくいくとは限りません。
なぜなら、家の作りも、動線も、家族構成も、生活スタイルも、さらには、家族の快適なポイントも、家族のありたいビジョンも違うから。
訊いて、話して、引き出して、思考の整理をするヒアリングから生まれます。
つまり、答えは、お客様の内にある想いから生まれるのです。
何度か、ブログでもお伝えしているのですが、私自身も、外に探してた快適な収納は、結果的に、内にありました。
自分を知り、掘り下げて、思考の整理をすることで、快適なポイント、快適な収納方法が見えてきます。
そんな、お客様に関心を寄せていただいた、2つの事例をご紹介です。
ひとつめは、我が家の帽子収納。
(現在の帽子収納です)
元々は、クローゼットをオーガナイズした際、あり合わせの収納用品に帽子を納めました。
仮収納するものの、ドレッサーにかぶっているし、圧迫感もあるし、なにより、帽子の型くずれが気になる。。。
掛ける収納にしたいが、適度に間隔の空いた、数の多い壁面収納用品が見当たらない。
そんな時、DIY体験会にご参加いただいたお客様が、絵本収納を完結されたご報告を受けました。
お!我が家にも応用できそう?と、シュミレーションを繰り返し、幅や、塗装色を検討し、数ヶ月を経て、この形に至りました。
不満ポイントは、快適空間への伸びしろです。
そこに向き合うことで、入ってくる情報にも敏感になれます。
また、ふたつめは、クローゼット内の布団収納。
決して、お見せできるほどの空間ではないのですが。
(現在の布団カバー収納です)
以前、布団カバーやシーツ、タオルケット等を、IKEAの収納ケースに入れて、立てる収納にしていました。
家族分の全布団や毛布に加え、ラグ、ホットカーペットを、このケースに入れて、立てて並べていました。
が、夏場は特に、シーツやタオルケットの洗濯が頻繁になり。ケースを取り出してファスナーを開閉して、元に戻すという仕組みが面倒になりました。
シーツをもっと取り出しやすくしながら、布団収納したいな、と考えていた際、和室の押し入れや各所から余ってきた引き出し(Fits)を集結させる考えに至りました。
ただ、Fitsは強度はあるものの、全重量を考慮すると、耐荷重やたわみも気になるところ。
そんな時、主人との会話を通して、現在の収納のカタチに至りました。
私 : カバーを引き出し収納できるのは理想の形やけど、上の全布団の荷重を考慮した仕組みにしたい。
主人 : 収納ケースの上あたりに、クローゼットの中段になるような棚を取り付けようか?
私 : 幅全体に棚が欲しいわけじゃなく、収納ケースの部分だけ棚が欲しい。前に作った頑丈なスノコがあるから、大きさもちょうどいいし、これを使いたい。
主人 : じゃあ、そのスノコに柱をつけようか?
私 : この空間は、流動的になる可能性大やから、高さを増やすかもしれないし、低くしたくなることがあるかもしれない。あまり、大層なDIYはしたくない。柱も邪魔になりそう。
なんというか、もっと、簡単な仕組みで、棚の高さを上げたり下げたりできるような、、、要らなくなったらすぐに外せるような、、、ほら、例えば、金物屋で取り扱っている鋼製束のような、、、
主人 : それや!
鋼製束とは、木造住宅の1階の床を支える、伸縮可能な接合金物のこと。インテリア商品ではないので、ビジュアルも良いわけではありませんが、鋼製で、強度は文句なし。
(左が、そのままの商品です。右3本は、おめかし?にデニムを巻いてみたもの 笑)
ふとした会話から、ヒントが生まれてきました。答えは、私の発想の中にありました。そして、それを引き出してくれたのが、主人。
話すことで、想いが表面化していく瞬間を体感しました。
決して、鋼製束をオススメしたいわけじゃありません。
(視覚的にマネされたい方もおられないと思いますが 笑)
身近な物を使ったり、身近なモノから発想を得たり、人によって発想も様々。
イメージしたモノを相手にわかりやすくコトバにしたときに、潜在的な想いや考えが表面化することがあるのです。
今回の布団カバー収納の件では、決してビジュアルよろしくではありませんが、自分たちの中では、クローゼットの中であること、見た目より機能性を重視したことが優先ポイントだったので、特に問題ありませんでした。
かれこれ、何ヶ月かが経ち、シーツの出し入れを頻繁に行っていますが、洗濯後も引き出しに収納するには苦がなく、全く乱れない仕組みができました。
・・・とまぁ、こんな感じです。
オーガナイズしたい場所があれば、ご家族で声に出して、想いを伝え合ってみるのもいいかもしれませんね。
そして、特に、布団収納を見直すなら、夏場が最適ですよ。一年で最も、布団を収納する時期だから。
冬に見直しても、使用中の布団も多く、収納スペースを見落としがちになってしまいます。
不満ポイントを快適ポイントへ導くために。
快適なおうちづくりをするために。
内にある想いを見つめてみてくださいね。
はじめの第一歩は、理想の生活を思い描くことから始まる✨
次回をお楽しみにしていただけると嬉しいです♡
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